伊丹駅

いたみえき
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  川辺郡の内。丹波・東播磨方面と神崎・大坂を結ぶ街道に位置する。1617年(元和3)宿駅に指定され、小浜-伊丹-大坂間の継立て業務を行なった。御定人馬25人・25匹。伊丹駅は荷物輸送の中継点という以上に酒造地伊丹郷の生活物資・商品荷物の運送が多く、役馬の他に在方の無役の牛を「助役牛(札牛)」として宿駅業務にあたらせ、札牛はその見返りとして駄賃稼ぎをすることのできる権利が与えられた。この制度は近辺地域の各宿駅で採られているが、伊丹駅の場合、公用継立ての負担が少なく、駄賃荷物が多いという点が特長であった。駄賃稼ぎについて神崎・尼崎池田等の在馬と駄賃荷物の継立て権をめぐっての争いが繰り返されている。また、1635年(寛永12)に猪名川通船の出願が行なわれて以来、1784年(天明4)に許可されるまで、通船の差止めを訴え続けた。

執筆者: 石川道子

参考文献

  • 『伊丹市史』第2巻 1969

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