山岡清吉

やまおかせいきち
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1896年(明治29)4月10日 - 1980年(昭和55)10月20日

  福井県敦賀郡愛発村で竹越恒次郎の4男として出生、1923年(大正12)11月、山岡家に入籍した。1927年(昭和2)、現在の東洋プレス工業の前身である東洋ホーロー工作所を創業。1937年6月以後、尼崎で農機具部品を製造、のちに金属プレス加工・プレス用金型の製造に転換。1963年8月に尼崎金属プレス工業会を設立、初代会長に就任するなど、尼崎における金属プレス工業界の草分け的人物で、さらに兵庫県金属プレス工業連合会会長・全国金属プレス工業会総連合会副会長・社団法人兵庫県科学技術センター副理事長などの要職を歴任、業界の発展に尽くした。また、1967年12月に尼崎商工会議所副会頭に選出され、6年間にわたって地元経済界のリーダーとしての役割を果した。1970年に第1回尼崎市産業功労者として表彰された。

執筆者: 芦谷廣安

参考文献

  • 山岡清吉『我楽苦多草紙』 1973 東洋農機鉄工
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