治田寺

じでんじ
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  戸之内字北東(現戸ノ内町2丁目)にある高野山真言宗の寺院。山号は医王山。同寺所蔵「治田寺縁起」(兵庫県史史料編中世4)には744年(天平16)行基開基とあり、市域の寺院のなかでは、初源が7世紀にさかのぼると伝えられる大覚寺とならんで、縁起に記された開基年代が最も古い。椋橋荘の総氏寺であったと伝えられている。藤原時代末期作と考えられる治田寺阿弥陀如来坐像が県指定文化財となっているほか、藤原時代後期の一木造り十一面観音菩薩立像(市指定文化財)がある。

執筆者: 地域研究史料館

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