伝法線(阪神電鉄)

でんぽうせん(はんしんでんてつ)
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  阪神電鉄1910年(明治43)1月に尼崎-野田(現大阪市福島区)間の路線増設特許申請を行なった。その後計画は何度も変更され、1917年(大正6)5月に尼崎-千鳥橋(現大阪市此花区)間の認可を得た。この計画は当初は尼崎-神戸または岩屋(現神戸市灘区)間の計画線とも関連して梅田-神戸間の輸送力増強のため構想され、のちには千鳥橋から梅田までの延長計画も認可を得たが、結局尼崎-千鳥橋間の伝法線として実現した。開通は大物-伝法間が1924年1月、伝法-千鳥橋間が同年8月、尼崎-大物間が1928年(昭和3)12月であった。1964年5月西九条まで延長して西大阪線と改称した。

執筆者: 地域研究史料館

  西大阪線と近畿日本鉄道(近鉄)難波線とを接続する新線の鉄道事業許可を2001年(平成13)11月に取得、延伸工事を行った。2009年3月20日に阪神なんば線として開通、近鉄電車と相互直通運転を開始した(阪神三宮-大阪難波-近鉄奈良間)。

執筆者: apedia編集部

参考文献

  • 『阪神電気鉄道八十年史』 1985
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