水堂井

みずどうゆ
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  水堂七松西難波水堂井組3か村が利用した武庫川水系の用水路。武庫川東岸の常松村領堤に取樋口を設けていたほかに、常松・常吉村領内の出水〔ですい〕(上井・下井)、1712年(正徳2)の洪水により堤切れした箇所からのすき水、守部村の悪水抜きより落ちる水なども合流していた。取樋の築造時期は不明。1669年(寛文9)にはすでに往古と称しているが、井組の結びつきが不安定なこともあり、江戸時代に入ってから樋が伏せられたと考えられる。

執筆者: 山下幸子

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