兵庫県令

ひょうごけんれい
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  行政機関としての兵庫県の長官。1868年(慶応4)閏4月の政体書によって、地方制度は府藩県三治の制となり、このとき第1次兵庫県が成立し初代県知事に伊藤博文が就任した。廃藩置県後に成立した第2次兵庫県では、それまでの県知事が県令と改称された。1871年(明治4)の県治条例で、県には令と権令のいずれかがおかれることが定められた。第2次兵庫県の初代県令は神田孝平であった。1876年第3次兵庫県が成立すると、それまで飾磨〔しかま〕県権令であった森岡昌純が兵庫県権令となり、1878年5月県令に昇進した。1885年4月森岡が辞任し、内海忠勝が県令となったが、翌年7月地方官官制の制定によってふたたび県知事と改称された。

執筆者: 山崎隆三

参考文献

  • 『兵庫県百年史』 1967
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