川魚問屋

かわうおとんや
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1853年(嘉永6)川辺郡山田村(現伊丹市)の山田屋宇左衛門(六郎左衛門)は尼崎藩から免許を得て中在家町ではじめて川魚問屋を開業した。同町の生魚問屋から反対が出たが、鯉〔こい〕・鮒〔ふな〕・もろこ・鰻〔うなぎ〕・鯰〔なまず〕・どじょう・川えび・泥亀などは取り扱うが、沖の魚のほか鱸〔すずき〕・いななども取り扱わず生魚問屋に引き渡すという一札を入れて許可を得た.山田屋は川魚類問屋上積冥加銀として毎年銀3枚(銀129匁)を藩に上納した。

執筆者: 山崎隆三

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