公園

こうえん
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1910年(明治43)庄下橋から宮町八軒町に至る庄下川西岸(現御園〔みその〕町)に庄下川遊園地が設けられたのが尼崎の公園の始まりである。1919年(大正8)から庄下川東岸にも遊園地整備工事がなされた。1933年(昭和8)以降、各地で土地区画整理事業が始められ公園が確保され、特に省線以南土地区画整理事業により約10haの記念公園1940年に開設された。1953年以降は橘公園や近松公園・記念公園などの整備が失業対策事業によって着手された。1956年に入ると都市公園法が制定され、117か所の公園計画決定がなされたのが尼崎市の公園行政の基本となった。都市化の進展と交通事情等から、1968年本格的な公園整備に着手し、1993年(平成5)には、都市公園286か所169ha、市民1人当り3.4m2の整備を達成した。しかし、全国平均では1993年度末には1人当り公園面積は6.7m2となっており、それと比較するとまだまだ少ない状況である。

執筆者: 榎本利明

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