総代制度

そうだいせいど
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1916年(大正5)の市制施行後、衛生組合が一般行政補助の役割も果たしていたが、同じく行政補助機関として、同組合とほぼ同じ区域設定で実施された制度。全市を24区にわけ任期2年の町総代・副総代を置くもので、1917年6月の市会で設置が決定された。総代・副総代は各区が任意の方法で選定し、費用として区内1戸につき5銭が市費より支給された。総代制度は米騒動の際の米の廉売などに力を発揮したが、法的根拠のない任意のものであったため、1926年4月以降はかわって行政末端機構としての区長制度が実施された。

執筆者: 地域研究史料館

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