近内金光

こんないかねみつ
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1898年(明治31)1月1日 - 1940年(昭和15)9月6日

  栃木県那須郡金田村で出生。京都帝大仏法科卒業、弁護士。武庫郡大社村森具(現西宮市)に居を移した。1922年(大正11)4月、日本農民組合が組織され、のちにその顧問弁護士となり、主に関西以西の小作争議を指導した。その後1926年3月に創立された労働農民党の中央委員に、また同年12月ころ同党摂陽支部を組織して支部長となった。1927年(昭和2)7月ころ共産党に入党、第1回普選に出馬して4,907票を得たが落選した。3.15事件で逮捕され、高松市で6年の刑に服したが獄中に病気となった。出獄後、武庫郡良元村小林(現宝塚市)の元夫人の家で養生につとめたが、回復することなく世を去った。

執筆者: 羽原正一

参考文献

  • 羽原正一『農民解放の先駆者たち』 1986 文理閣
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