社会民衆党

しゃかいみんしゅうとう
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  1926年(大正15)12月5日結成された右派社会民主主義政党。労働農民党が左派に対して門戸解放を決したことに反発して総同盟を中心に結党(委員長阿部磯雄、書記長片山哲)。反共社会民主主義・議会主義を標傍した。総同盟尼崎連合会では、同年10月中央の方針に従い同党結成を支持する山内鉄吉らとこれに反対する藤岡文六阪本勝らとが対立、12月には藤岡らが除名された。これにともない阪本らによって尼崎最初の無産政党として結成されていた関西民政党は解散し、社会民衆党尼崎支部となった。1928年(昭和3)10月5日同党支部は尼崎本町倶楽部で阪神電鉄に対する電燈料金値下期成同盟を結成し総同盟尼連もこれに同調した。昭和恐慌下の中小企業における激しい闘争の高まりは大工場に基盤を置く右派幹部に対する批判となり、1929年の総同盟第3次分裂によって「左派」の山内らは除名され、それを契機として党は分裂、山内らは全国民衆党に分立した。社会民衆党は1931年9月の「満州事変」に支持を表明したが、不徹底と攻撃する国家社会主義派が去り、1932年7月全国労農大衆党と合同して社会大衆党を結成した(尼崎支部は9月に合同)。合同直前の勢力は支持組合員数1,535、党員520。

執筆者: 久保在久

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