幼稚園

ようちえん
出典: Web版尼崎地域史事典『apedia』

  市域でははじめて幼稚園ができたのは、1890年(明治23)尼崎の醤油醸造業者の大塚万次郎や中塚東助・飯井佐吉らが桜井神社の境外に設立した私立博愛幼稚園である。第1次大戦後幼稚園は急増し、1925年小田村杭瀬に小田幼稚園、1926年大庄村西の源光寺に松寿幼稚園(武庫川幼稚園)、立花村塚口に塚口ときは幼稚園、1927年(昭和2)尼崎市東難波にイギリス人経営の難波幼稚園、竹谷新田に正義幼稚園、小田村金楽寺に隣愛幼稚園、1934年立花村栗山に立花幼稚園が、いずれも私立で設立された。また公立幼稚園としては、いずれも私立より1942年1月に立花村に移管され、同年2月の市村合併により市立となった立花幼稚園・塚口幼稚園(旧塚口ときは幼稚園)が最初で、次いで1943年には博愛幼稚園も市立となった。1994年(平成6)5月現在市立24園、私立32園、園児数8,120人となっている。

執筆者: 山崎隆三

  1942年立花村初(現尼崎市域初)の公立幼稚園発足に先立って、1934年9月1日、立花尋常小学校校長に園長を委任し同校教室を利用して保護者会が運営する幼稚園が設置されている。この幼稚園が立花村に移管されたのち立花第一幼稚園となり、尼崎市との合併後に立花幼稚園となった。(『尼崎戦前教育史』)。

  2007年(平成19)5月1日現在、市立18園、私立25園、市立幼稚園の園児数は1,422人である。

執筆者: apedia編集部

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